こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Power BI を使えば会社のデータを美しいビジュアルに変換して収集および整理することができるため、重要なことだけに集中できます。CData Connect Serverと組み合わせることで、ビジュアライゼーションやダッシュボードなどのためにSage 300 のデータを使用できます。この記事では、CData Connect Server を使用してSage 300 のOData フィードを生成し、Sage 300 のデータをPower BI にインポートして、Sage 300 のデータを使ったレポートをPower BI サービスで作成する方法について説明します。
注意:Connect Server のオンプレミスデータゲートウェイとSQL インターフェースを使って(データをインポートする代わりに)リアルタイムでSage 300 のデータに接続することもできます。詳細については、関連するKnowledge Base の記事を参照してください。
Sage 300 のデータの仮想SQL データベースを作成
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server にログインし、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「Sage 300」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、Sage 300 に接続します。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API
オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin
のキーを
true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API
へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。
そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。
{protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、
http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
- 「 Test Database」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。
Power BI からConnect Server に接続
Power BI サービスにSage 300 のデータをインポートしてビジュアライズするには、Connect Server API ユーザーを追加してConnect Server にSage 300 OData エンドポイントを追加し、Power BI Desktop からサービスにデータセットを作成して公開します。
Connect Server ユーザーの追加
Power BI からConnect Server を介してSage 300 に接続するユーザーを作成します。
- [Users]->[ Add]とクリックします。
- ユーザーを構成します。
- [Save Changes]をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。
- 「Database」をクリックし、Sage 300 仮想データベースを選択します。
- 「Permission」タブで、新規作成した(少なくともSELECT 権限を持つ)ユーザーを追加して「Save Changes」をクリックします。
Connect Server にSage 300 OData エンドポイントを追加
Sage 300 に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- [OData]->[Tables]->[Add Tables]とクリックします。
- Sage 300 のデータベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、[Next]をクリックします。
- (オプション)テーブルの定義を編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
Power BI デスクトップからデータセットを公開
Connect Server にOData エンドポイントを追加すると、OData 接続を使用してPower BI デスクトップにデータセットを作成し、そのデータセットをPower BI サービスに公開できます。
- Power BIを開いて「Get Data」->「More」とクリックし、OData フィードを選択して「Connect」をクリックします。
- URL をConnect Server インスタンスのBase URL(例: CONNECT_SERVER_URL/api.rsc)に設定し、「OK」をクリックします。
- User name とPassword を上記のユーザー名と認証トークンに設定します。
- 設定を適用するレベルとして、フルのBase URL(CONNECT_SERVER_URL/api.rsc)を選択します。
- 「Navigator」ダイアログでテーブルを選択し、ビジュアライズします。
- 「Load」をクリックしてPower BI にデータをプルします。
- 「Relationships」タブで選択したエンティティ間の関係性を定義します。
- 「Home」メニューから「Publish」をクリックして「Workspace」を選択します。
Power BI Service のSage 300 のデータでレポートとダッシュボードを作成
Power BI サービスにデータセットを公開したので、公開されたデータを使って新しいレポートとダッシュボードを作成できます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Workspaces」をクリックし、ワークスペースを選択します。
- 「Create」をクリックし、「Report」を選択します。
- レポートに使用する公開済みデータセットを選択します。
- フィールドとビジュアライゼーションを選択してレポートを追加します。
アプリケーションからSage 300 のデータへSQL でアクセス
Power BI サービスからリアルタイムSage 300 のデータへの直接接続ができるようになりました。これで、Sage 300 を複製することなく多くのデータソースや新しいビジュアライゼーション、レポートを作成することができます。
アプリケーションから直接250+ SaaS 、Big Data 、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Server を参照してください。