Denodo Platform でSage 200 のデータソースを作成
CData JDBC ドライバを使ってDenodo Virtual DataPort Administrator でSage 200 のデータ の仮想データソースを作成します。
桑島義行
テクニカルディレクター
最終更新日:2022-02-28
CData
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
Denodo Platform は、エンタープライズデータベースのデータを一元管理するデータ仮想化製品です。CData JDBC Driver for Sage200 と組み合わせると、Denodo ユーザーはリアルタイムSage 200 のデータと他のエンタープライズデータソースを連携できるようになります。この記事では、Denodo Virtual DataPort Administrator でSage 200 の仮想データソースを作成する手順を紹介します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムSage 200 のデータを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。Sage 200 にSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSage 200 に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってSage 200 のデータを操作および分析できます。
Sage 200 Virtual Port を作成
Denodo からリアルタイムSage 200 のデータに接続するには、JDBC Driver のJAR ファイルをDenodo の外部ライブラリディレクトリにコピーし、Virtual DataPort Administration Tool から新しいJDBC データソースを作成する必要があります。
- CData JDBC Driver for Sage200 インストーラーをダウンロードしてパッケージを展開し、JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
- JAR ファイル(およびライセンスファイルがある場合はそれも)をインストール先(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage200\lib\)からDenodo 外部ライブラリディレクトリ(C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-sage200-19)にコピーします。
- Denodo Virtual DataPort Administration Tool を開き、Server Explorer タブに移動します。
- 「admin」を右クリックし、「New」->「Data source」->「JDBC」を選択します。
- JCBC Connection を設定します。
- Name:任意の名前(例:sage200)
- Database adapter:Generic
- Driver class path:C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-sage200-19
- Driver class:cdata.jdbc.sage200.Sage200Driver
Database URI:必要な接続プロパティを使用してJDBC のURL に設定。例えば次のようになります。
jdbc:sage200:SubscriptionKey=12345;Schema=StandardUK;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
Database URI の作成については以下を参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Sage 200 JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.sage200.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
- Schema:どのエディションのSage 200 に接続するかを決定します。StandardUK または
ProfessionalUK を指定してください。
- Subscription Key:接続を確立するために使用するAPI へのアクセスを提供します。まず、
Sage 200 API web サイトにログインして、アカウントにマッチするAPI エディションにサブスクライブしてください。
こちらから手順を実行できます。https://developer.columbus.sage.com/docs/services/api/uk.
その後、Sage 200 へのログインするとプロファイル内でサブスクリプションキーを確認できます。
- 「接続テスト」をクリックして設定を確認し、「保存」をクリックします。
Virtual DataPort Administration Tool でSage 200 のデータを表示
データソースを作成したら、Denodo Platform で使用するSage 200 のデータの基本ビューを作成できます。
- 新しく作成したVirtualPort(admin.Sage200)で「Create base view」をクリックします。
- オブジェクトツリーを展開し、インポートしたいオブジェクト(テーブル)を選択します。
- 「Create selected」をクリックしてSage 200 のデータのビューを作成します。
オプション:「Create associations from foreign keys」をクリックして、オブジェクト間の関係を定義します。
- ビューを作成した状態で、Server Explorer のテーブル(cdata_sage200_banks)に移動し、選択したテーブルをダブルクリックします。
- 新しいタブで「Execution panel」をクリックしてクエリパネルを開きます。
- 「Execute」タブでクエリをカスタマイズするか、デフォルトを使用します。
SELECT * FROM cdata_sage200_banks CONTEXT ('i18n'='us_est', 'cache_wait_for_load'='true')
- 「Execute」をクリックすると、データが表示されます。
基本ビューを作成すると、Denodo Platform の他のデータソースと同様にリアルタイムSage 200 のデータを操作できるようになります。例えば、Denodo Data Catalog でSage 200 にクエリを実行できます。
CData JDBC Driver for Sage200 の30日の無償評価版をダウンロードして、Denodo Platform でリアルタイムSage 200 のデータの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。
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