Apache Spark でNetSuite のデータをSQL で操作する方法

こんにちは！リードエンジニアの杉本です。

Apache Spark は大規模データ処理のための高速エンジンです。CData JDBC Driver for NetSuite と組み合わせると、Spark はリアルタイムでNetSuite のデータに連携して処理ができます。本記事では、Spark シェルに接続してNetSuite をクエリする方法について解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理がドライバーに組み込まれているため、リアルタイムNetSuite と対話するための高いパフォーマンスを提供します。NetSuite に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計など、サポートされているSQL操作を直接NetSuite にプッシュし、組込みSQL エンジンを使用してサポートされていない操作（SQL 関数やJOIN 操作）をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使用してNetSuite を操作して分析できます。

CData JDBC Driver for NetSuite をインストール

まずは、本記事右側のサイドバーからNetSuite JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

Spark Shell を起動してNetSuite のデータに接続

1. ターミナルを開き、Spark shell でCData JDBC Driver for NetSuite JAR file をjars パラメータに設定します: $ spark-shell --jars /CData/CData JDBC Driver for NetSuite/lib/cdata.jdbc.netsuite.jar
2. Shell でJDBC URL を使ってNetSuite に接続し、SQL Context load() function でテーブルを読み込みます。

   Authentication セクションで、User、Password プロパティを設定します。AccountId に企業アカウントのID を入力します。 オプションでRoleId を指定してログインユーザーの権限を制限することができます。

   詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

   組み込みの接続文字列デザイナー

   JDBC 接続文字列URL の作成には、NetSuite JDBC Driver にビルトインされたデザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインでJAR ファイルを実行するとデザイナが開きます。

   java -jar cdata.jdbc.netsuite.jar

   接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

   scala> val netsuite_df = spark.sqlContext.read.format("jdbc").option("url", "jdbc:netsuite:Account Id=XABC123456;Password=password;User=user;Role Id=3;Version=2013_1;").option("dbtable","SalesOrder").option("driver","cdata.jdbc.netsuite.NetSuiteDriver").load()
3. 接続が完了し、データがロードされたら、テーブルスキーマが表示されます。

4. NetSuite をテンポラリーテーブルとして登録します:

   scala> netsuite_df.registerTable("salesorder")

5. データに対して、次のようなカスタムSQL クエリを実行します。

   scala> netsuite_df.sqlContext.sql("SELECT CustomerName, SalesOrderTotal FROM SalesOrder WHERE Class_Name = Furniture : Office").collect.foreach(println)

   コンソールで、次のようなNetSuite のデータを取得できました！これでNetSuite との連携は完了です。

CData JDBC Driver for NetSuite をApache Spark で使って、NetSuite に対して、複雑かつハイパフォーマンスなクエリを実行できます。30日の無償評価版 をダウンロードしてぜひお試しください。