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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner を使えば、豊富なPython のエコシステムを使ったデータ連携が簡単に行えます。CData Linux/UNIX ODBC Driver for MicrosoftPlanner とpyodbc module を使って、簡単にMicrosoft Planner に連携するPython アプリケーションを構築したり、データ分析が手軽に行えます。本記事では、pyodbc のビルトイン関数を使って、Microsoft Planner に接続し、クエリを実行、表示する方法を説明します。
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてMicrosoft Planner の接続を設定、2.Linux 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC Drivers は、Ubuntu、Debian、RHEL、CentOS、Fedora などの様々なRed Hat ベースおよびDebian ベースのシステムでサポートされています。必要なライブラリとパッケージもいくつかあり、システムによってはそれらがデフォルトでインストールされる場合があります。Linux オペレーティングシステムのサポートされているバージョンと必要なライブラリの詳細については、ヘルプドキュメント(オンラインでインストールおよび検索)の[はじめに]セクションを参照してください。
ドライバーをインストールする前に、システムにドライバーマネジャーがあることを確認してください。この記事では、広くサポートされている無料のオープンソースODBC ドライバーマネジャーであるunixODBC を使用します。
Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、APT パッケージマネジャーを使用してunixODBC をインストールできます。
$ sudo apt-get install unixODBC unixODBC-dev
Red Hat Linux に基づくシステムの場合、yum またはdnf を使用して、unixODBC をインストールできます。
$ sudo yum install unixODBC unixODBC-devel
unixODBC ドライバーマネジャーは、odbcinst.ini ファイルからドライバーに関する情報を読み取り、odbc.ini ファイルからデータソースに関する情報を読み取ります。 ターミナルに以下のコマンドを入力すると、システム上の構成ファイルの場所を特定できます。
$ odbcinst -j
コマンドの出力には、ODBC データソースと登録済みのODBC ドライバーの構成ファイルの場所が表示されます。 ユーザーデータソースには、odbc.ini が存在するホームフォルダを持つユーザーアカウントからのみアクセスできます。システムのデータソースには、すべてのユーザーがアクセスできます。 以下は、このコマンドの出力例です。
DRIVERS............: /etc/odbcinst.ini
SYSTEM DATA SOURCES: /etc/odbc.ini
FILE DATA SOURCES..: /etc/ODBCDataSources
USER DATA SOURCES..: /home/myuser/.odbc.ini
SQLULEN Size.......:8
SQLLEN Size........:8
SQLSETPOSIROW Size.:8
標準パッケージ形式(Debian .deb パッケージ形式または.rpm ファイル形式)でドライバーをダウンロードすることができます。フィルをダウンロードしたら、ターミナルからドライバーをインストールできます。
ドライバーインストーラーは、ドライバーをunixODBC に登録し、システムDSN を作成します。これは、後にODBC 接続をサポートするツールやアプリケーションで使用できます。
Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、sudo を付けるか、root として次のコマンドを実行します。
$ dpkg -i /path/to/package.deb
Red Hat システムおよび.rpms をサポートするその他のシステムの場合には、sudo またはroot として以下のコマンドを実行します。
$ rpm -i /path/to/package.rpm
ドライバーがインストールされると、unixODBC ドライバーマネジャーを使用して、登録されたドライバーと定義されたデータソースを一覧表示できます。
$ odbcinst -q -d
CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner
...
$ odbcinst -q -s
CData MicrosoftPlanner Source
...
CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner をunixODBC で使用するには、ドライバーがUTF-16 を使用するように構成されていることを確認してください。これを行うには、以下のように、インストール場所のlib フォルダ(通常は、/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-microsoftplanner) にあるドライバーのINI ファイル(cdata.odbc.microsoftplanner.ini) を編集します。
...
[Driver]
DriverManagerEncoding = UTF-16
ドライバーのインストールにより、システムDSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義することで、DSN を変更できます。さらに、$HOME/.odbc.ini で変更するためにroot アクセスを必要としない、ユーザー固有のDSN を作成できます。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、以下のとおりです。
接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、CData 製品にアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
[CData MicrosoftPlanner Source]
Driver = CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner
Description = My Description
OAuthClientId = MyApplicationId
OAuthClientSecret = MySecretKey
CallbackURL = http://localhost:33333
これらの構成ファイルの使用に関する具体的な情報については、、ヘルプドキュメントを参照してください。
以下のステップに従ってpyodbc をインストールし、Python オブジェクトを介してMicrosoft Planner へのアクセスを開始できます。
pip ユーティリティを使用してモジュールをインストールできます。
pip install pyodbc
必ず以下のコードでモジュールをインポートしてください。
import pyodbc
これで、ODBC 接続文字列またはDSN で接続できます。以下は、接続文字列の構文です。
cnxn = pyodbc.connect('DRIVER={CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner};OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;CallbackURL=http://localhost:33333;')
以下は、DSN の構文です。
cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData MicrosoftPlanner Sys;')
Cursor をインスタンス化し、Cursor クラスのexecute メソッドを使用してSQL ステートメントを実行します。
cursor = cnxn.cursor()
fetchall、fetchone、およびfetchmany を使用し、SELECT ステートメントから返されたRows を取得できます。
import pyodbc
cursor = cnxn.cursor()
cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData MicrosoftPlanner Source;User=MyUser;Password=MyPassword')
cursor.execute("SELECT TaskId, startDateTime FROM Tasks WHERE TaskId = 'BCrvyMoiLEafem-3RxIESmUAHbLK'")
rows = cursor.fetchall()
for row in rows:
print(row.TaskId, row.startDateTime)
パラメータ化されたクエリをシーケンスまたは因数リストで提供できます。
cursor.execute(
"SELECT TaskId, startDateTime
FROM Tasks
WHERE TaskId = ?", 'BCrvyMoiLEafem-3RxIESmUAHbLK',1)
INSERT コマンドもexecute メソッドを使用します。ただし、挿入後に変更が失われないためにcommit メソッドを呼び出す必要があります。
cursor.execute("INSERT INTO Tasks (TaskId) VALUES ('BCrvyMoiLEafem-3RxIESmUAHbLK')")
cnxn.commit()
挿入の場合と同様に、更新または削除の場合でも、execute を呼び出した後、commit を呼び出す必要があります。
cursor.execute("UPDATE Tasks SET TaskId = 'BCrvyMoiLEafem-3RxIESmUAHbLK'")
cnxn.commit()
getinfo メソッドを使用してデータソースやドライバーの機能に関する情報などのデータを取得できます。getinfo メソッドは、入力をODBC SQLGetInfo メソッドに渡します。
cnxn.getinfo(pyodbc.SQL_DATA_SOURCE_NAME)
CData ODBC Driver for MicrosoftPlanner を使用してMicrosoft Planner に接続できるLinux/UNIX 環境で、Python アプリを構築することができるようになりました。
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。