製品をチェック

製品の情報と30日間無償トライアル

MarkLogic 連携ソリューション 相談したい

MarkLogic のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

PowerShell のシンプルなスクリプトで、MarkLogic のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2023-09-26
marklogic ロゴ

CData

powershell ロゴ画像
MySQL ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for MarkLogic を使えば、PowerShell からMarkLogic のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for MarkLogic およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でMarkLogic への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

User、Password、および Server に、アカウントの認証情報と接続するサーバーのアドレスを設定します。また、REST Server Port を指定する必要があります。

MarkLogic のデータの取得

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module MarkLogicCmdlets
  2. MarkLogic への接続:

    $marklogic = Connect-MarkLogic -User $User -Password $Password -Server $Server
  3. 取得ターゲットのリソースの取得:

    $data = Select-MarkLogic -Connection $marklogic -Table "Customer"

    Invoke-MarkLogic cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

    $data = Invoke-MarkLogic -Connection $marklogic -Query 'SELECT * FROM Customer WHERE Id = @Id' -Params @{'@Id'='1'}
  4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

MarkLogic のデータをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module MySQLCmdlets
  2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

    $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
  3. MarkLogic、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、MarkLogic のリソース(Customer)と同じテーブル名を持っている必要があります。

    $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Customer" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

  • 一度PowerShell でMarkLogic とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

    Select-MarkLogic -Connection $marklogic -Table "Customer" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Customer" -Columns $columns -Values $values }
  • 別のPowerShell モジュールで、MarkLogic を別のデータベースに複製する場合、Select-MarkLogic cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、MarkLogic のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでMarkLogic のデータをMySQL から使うことができるようになります。

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。