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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
SAP Build Apps(旧:AppGyver) は コーディングスキルを持たないユーザーでもWeb・モバイルアプリケーションを構築できるノーコード開発プラットフォームです。この記事では、CData Connect Server を経由して SAP Build Apps からLINE WORKS に連携するアプリを作成する方法を説明します。
CData Connect Server は、LINE WORKS のデータのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、SAP Build Apps からリアルタイムにLINE WORKS のデータへ連携することができます。
Build Apps からCData Connect Server に接続するには、利用するConnect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL での接続を設定する必要があります。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(localhost:8080 など)またはローカルネットワークのIP アドレス(192.168.1.x など)からしか接続できない場合、Build Apps はCData Connect Server に接続することができません。
クラウドホスティングでの利用をご希望の方は、AWS Marketplace やGCP Marketplace で設定済みのインスタンスを提供しています。
まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。
LINE WORKS への接続を作成するには、LINE WORKS のAppID とAppSecret が必要です。AppID とAppSecret はLINE WORKS サポートチームに依頼して取得できます。これらのプロパティを取得したら、ProfileSettings 接続プロパティに設定してください。
次に、プロファイルをダウンロードしてドライバーがアクセス可能な場所に配置します。こちらからプロファイルをダウンロードして、「C:/profiles/」 などに設置してください。
それではSAP Build Apps 側でアプリ開発を開始します。
アプリを作成したら、まず SAP Build Apps アプリでAPI 連携処理を行うための設定を追加します。
それでは作成した OData Integration 機能を使ってアプリを作っていきます。とはいえ画面を作成する前に、API 経由で取得したデータを格納する変数を登録しておきましょう。
変数を定義したら一覧画面を構成しましょう。
最後にAPI から取得したデータを変数に格納するLogic を記述していきます。
それでは作成したアプリを実際に動かしてみましょう。
このように、CData Connect Server を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携をしたアプリをSAP Build Apps で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細を、こちらからご覧ください。