こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData Connect Server を使用すると、Salesforce コンソールのようなアプリケーションや、Salesforce1 Mobile App のようなモバイルアプリケーションからKingdee K3 WISE のデータにアクセスできます。この記事ではCData Connect Server とSalesforce Connect を使用して、標準のSalesforce オブジェクトと外部のKingdee K3 WISE オブジェクトにアクセスします。
Connect Server を構成する
Salesforce Connect でリアルタイムKingdee K3 WISE のデータを操作するには、Connect Server からKingdee K3 WISE に接続し、新しい仮想データベースへのユーザーアクセスを提供してKingdee K3 WISE のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。
Connect Server ユーザーを追加する
Reveal からConnect Server を介してKingdee K3 WISE に接続するユーザーを作成します。
- [Users]->[ Add]とクリックします。
- ユーザーを構成します。
- [Save Changes]をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。
Connect Server からKingdee K3 WISE に接続
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「Kingdee K3 WISE」を選択します。
- 必要な認証プロパティを入力し、Kingdee K3 WISE に接続します。
接続するには、以下を設定します。
- URL:Kingdee のルートURL。例えば、Kingdee 13.1 のURL はホストのIP です。
- AccountId:Kingdee のAisID(アカウントのセットのId)。
- User:Kingdee に接続するユーザー。
- Password:ユーザーのパスワード。
- 「 Test Database」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。(Reveal に必要なのは、SELECT のみです。)
Connect Server にKingdee K3 WISE OData エンドポイントを追加する
Kingdee K3 WISE に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- 「OData」->「Tables」->「Add Tables」とクリックします。
- Kingdee K3 WISE のデータベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。
- (オプション)テーブルの定義を編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成する
複数の異なるドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、「OData」->「Settings」でCORS 設定を構成します。
- Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
- Allow all domains without '*':ON
- Access-Control-Allow-Methods:GET、PUT、POST、OPTIONS
- Access-Control-Allow-Headers:Authorization
設定への変更を保存します。
外部データソースとしてKingdee K3 WISE のデータに接続する
以下のステップに従って、CData Connect に生成されたフィードに接続します。
- Salesforce にログインし、「Setup」->「Integrations」->「External Data Sources」とクリックします。
- 「New External Data Source」をクリックします。
- 以下のプロパティに値を入力します。
「Format」メニューから「JSON」を選択します。
- 「Authentication」セクションでは、以下のプロパティを設定します。
- Identity Type:組織のすべてのメンバーが同じ認証情報を使用してCData Connect にアクセスする場合は、「Named Principal」を選択します。各自の認証情報で接続する場合は、「Per User」を選択します。
- Authentication Protocol:Basic 認証を使用するには、「Password Authentication」を選択します。
- Certificate:Salesforce からサーバーへの通信を暗号化及び認証するために使用する証明書を入力、または参照します。
- Username:CData Connect Server に追加したユーザーのユーザー名を入力します。
- Password:ユーザーの認証トークンを入力します。
Kingdee K3 WISE オブジェクトを同期する
外部データソースを作成したら、以下のステップに従って、データソースへの変更を反映するKingdee K3 WISE 外部オブジェクトを作成します。Kingdee K3 WISE 外部オブジェクトの定義をKingdee K3 WISE テーブルの定義と同期します。
- 作成した外部データソースのリンクをクリックします。
- 「Validate and Sync」をクリックします。
- 外部オブジェクトとして使用するKingdee K3 WISE テーブルを選択します。
Salesforce オブジェクトとしてKingdee K3 WISE のデータにアクセスする
Kingdee K3 WISE のデータを外部データソースとして追加し、Kingdee K3 WISE テーブルを外部オブジェクトとして同期すると、標準のSalesforce オブジェクトと同じように外部Kingdee K3 WISE オブジェクトを使用できるようになります。
アプリケーションから簡単にKingdee K3 WISE のデータにアクセスする
この時点で、Salesforce からリアルタイムKingdee K3 WISE のデータに直接接続ができます。Salesforce のようなアプリケーションから簡単に100を超えるSaaS、Big Data、NoSQL ソースのデータにアクセスする方法の詳細は、Connect Server ページを参照してください。