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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
Blue Prism は2001年にイギリスで創業したBlue Prism 社が提供するエンタープライズ企業向けのロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ツールです。
大きな特徴は「プロセス」と「オブジェクト」という概念で自動化処理を構成していくところが挙げられるでしょう。あらかじめ各種アプリケーションを操作する手続き、振る舞いをオブジェクトとして定義することで、再利用性を高め、全体の開発生産性を向上させています。
このオブジェクトはVBO という名前で各種テンプレート、プリセットが公開されており、初心者でもさまざまなアプリケーションやローカルファイル、サービスなどに接続することが可能になっています。
そんなVBO の中にはODBC 経由でデータベースに接続できるものも提供されており、CData ODBC ドライバと組み合わせることで、CData が対応しているさまざまなデータソースと手軽に連携ができるようになります。
今回の記事ではこのODBC 用のVBO とCData ODBC ドライバを使って、Blue Prism からJSON に接続する方法を紹介します。
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてJSON の接続を設定、2.Blue Prism 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
まずは、本記事右側のサイドバーからJSON ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
データソースへの認証については、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。CData 製品は、JSON API を双方向データベーステーブルとして、JSON ファイルを読み取り専用ビュー(ローカル ファイル、一般的なクラウドサービスに保存されているファイル、FTP サーバー)としてモデル化します。HTTP Basic、Digest、NTLM、OAuth、FTP などの主要な認証スキームがサポートされています。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
URI を設定して認証値を入力したら、DataModel を設定してデータ表現とデータ構造をより厳密に一致させます。
DataModel プロパティは、データをどのようにテーブルに表現するかを制御するプロパティで、次の基本設定を切り替えます。
リレーショナル表現の設定についての詳細は、ヘルプドキュメントの「JSON データのモデリング」を参照してください。また、以下の例で使用されているサンプルデータも確認できます。データには人や所有する車、それらの車に行われたさまざまなメンテナンスサービスのエントリが含まれています。
URI をバケット内のJSON ドキュメントに設定します。さらに、次のプロパティを設定して認証します。
URI をJSON ファイルへのパスに設定します。Box へ認証するには、OAuth 認証標準を使います。 認証方法については、Box への接続 を参照してください。
URI をJSON ファイルへのパスに設定します。Dropbox へ認証するには、OAuth 認証標準を使います。 認証方法については、Dropbox への接続 を参照してください。ユーザーアカウントまたはサービスアカウントで認証できます。ユーザーアカウントフローでは、以下の接続文字列で示すように、ユーザー資格情報の接続プロパティを設定する必要はありません。 URI=dropbox://folder1/file.json; InitiateOAuth=GETANDREFRESH; OAuthClientId=oauthclientid1; OAuthClientSecret=oauthcliensecret1; CallbackUrl=http://localhost:12345;
URI をJSON ファイルを含むドキュメントライブラリに設定します。認証するには、User、Password、およびStorageBaseURL を設定します。
URI をJSON ファイルを含むドキュメントライブラリに設定します。StorageBaseURL は任意です。指定しない場合、ドライバーはルートドライブで動作します。 認証するには、OAuth 認証標準を使用します。
URI をJSON ファイルへのパスが付いたサーバーのアドレスに設定します。認証するには、User およびPassword を設定します。
デスクトップアプリケーションからのGoogle への認証には、InitiateOAuth をGETANDREFRESH に設定して、接続してください。詳細はドキュメントの「Google Drive への接続」を参照してください。
続いて、ODBC 用のVBO をBlue Prism に追加しましょう。
それでは早速自動化のプロセスを作成していきましょう。
ODBC の接続処理は以下の3つのプロセスで実施します。実際にデータの操作を実行するのは真ん中の部分ですが、前後の処理が必要になるという点に注意してフローを組みましょう。
まずは「コネクションを確立するためのOpen 処理」を追加します。
続いてJSON からデータを取得する処理を追加していきましょう。
最後にODBC の処理を終了して、接続を開放するためにクローズ処理を追加します。
これだけではデータを取得して何も行わないので、Excel ファイルに書き込みを行ってみましょう。「Excel VBO」を使って、後続のフローを作成します。
プロセスが完了したら「実行」ボタンをクリックして、実際に動かしてみましょう。
このようにCData ODBC Driver for JSON とBlue Prism を組み合わせることで、簡単にJSON のデータを活用したフローを作成することができました。ぜひ、30日の無償評価版 をお試しください。