各製品の資料を入手。
詳細はこちら →CData
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Pythonエコシステムには多くのモジュールがあり、システム構築を素早く効率的に行うことができます。本記事では、CData Python Connector for IBMCloudObjectStorage とpetl フレームワークを使って、IBM Cloud Object Storage のデータにPython から接続してデータを変換、CSV に出力するETL 変換を実装してみます。
CData Python Connector は効率的なデータ処理によりIBM Cloud Object Storage のデータ にPython から接続し、高いパフォーマンスを発揮します。IBM Cloud Object Storage にデータをクエリする際、ドライバーはフィルタリング、集計などがサポートされている場合SQL 処理を直接IBM Cloud Object Storage 側に行わせ、サポートされていないSQL 処理については、組み込みのSQL エンジンによりクライアント側で処理を行います(JOIN やSQL 関数など)。
pip で必要なモジュールおよびフレームワークをインストールします:
pip install petl pip install pandas
モジュールとフレームワークをインストールしたら、ETL アプリケーションを組んでいきます。コードのスニペットは以下の通りです。フルコードは記事の末尾に付いています。
CData Connector を含むモジュールをインポートします。
import petl as etl import pandas as pd import cdata.ibmcloudobjectstorage as mod
接続文字列で接続を確立します。connect 関数を使って、CData IBM Cloud Object Storage Connector からIBM Cloud Object Storage への接続を行います
cnxn = mod.connect("ApiKey=myApiKey;CloudObjectStorageCRN=MyInstanceCRN;Region=myRegion;OAuthClientId=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=myOAuthClientSecret;")
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにSQL Query のインスタンスをインストールできます。
API キーは以下の手順で取得できます。
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
IBM Cloud Object Storage にはSQL でデータアクセスが可能です。Objects エンティティからのデータを読み出します。
sql = "SELECT Key, Etag FROM Objects WHERE Bucket = 'someBucket'"
DataFrame に格納されたクエリ結果を使って、petl でETL(抽出・変換・ロード)パイプラインを組みます。この例では、IBM Cloud Object Storage のデータ を取得して、Etag カラムでデータをソートして、CSV ファイルにデータをロードします。
table1 = etl.fromdb(cnxn,sql) table2 = etl.sort(table1,'Etag') etl.tocsv(table2,'objects_data.csv')
CData Python Connector for IBMCloudObjectStorage を使えば、データベースを扱う場合と同感覚で、IBM Cloud Object Storage のデータ を扱うことができ、petl のようなETL パッケージから直接データにアクセスが可能になります。
IBM Cloud Object Storage Python Connector の30日の無償トライアル をぜひダウンロードして、IBM Cloud Object Storage のデータ への接続をPython アプリやスクリプトから簡単に作成しましょう。
import petl as etl import pandas as pd import cdata.ibmcloudobjectstorage as mod cnxn = mod.connect("ApiKey=myApiKey;CloudObjectStorageCRN=MyInstanceCRN;Region=myRegion;OAuthClientId=MyOAuthClientId;OAuthClientSecret=myOAuthClientSecret;") sql = "SELECT Key, Etag FROM Objects WHERE Bucket = 'someBucket'" table1 = etl.fromdb(cnxn,sql) table2 = etl.sort(table1,'Etag') etl.tocsv(table2,'objects_data.csv')