こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Oracle Data Integrator(ODI)はOracle エコシステムのハイパフォーマンスなデータ統合プラットフォームです。CData JDBC Driver for GoogleDataCatalog を使えば、OCI をはじめとするETL ツールからGoogle Data Catalog のデータにJDBC 経由で簡単に接続を実現できます。リアルタイムGoogle Data Catalog のデータをデータウェアハウス、BI・帳票ツール、CRM、基幹システムなどに統合すれば、データ活用もぐっと楽に。
CData のコネクタを使えば、Google Data Catalog API にリアルタイムで直接接続して、ODI 上で通常のデータベースと同じようにGoogle Data Catalog のデータを操作できます。Google Data Catalog エンティティのデータモデルを構築、マッピングを作成し、データの読み込み方法を選択するだけの簡単なステップでGoogle Data Catalog のデータのETL が実現できます。
ドライバーのインストール
ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバーのJAR ファイルと.lic ファイルをODI の適切なディレクトリにコピーします。
- UNIX/Linux(Agent なし):~/.odi/oracledi/userlib
- UNIX/Linux(Agent):$ODI_HOME/odi/agent/lib
- Windows(Agent なし):%APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
- Windows(Agent):%APPDATA%\Roaming\odi\agent\lib
ODI を再起動してインストールを完了します。
モデルのリバースエンジニアリング
ODI の機能を使ってモデルをリバースエンジニアリングすることで、ドライバー側で取得したGoogle Data Catalog のデータのリレーショナルビューに関するメタデータが取得できます。リバースエンジニアリング後、リアルタイムGoogle Data Catalog のデータにクエリを実行してGoogle Data Catalog テーブルのマッピングを作成できます。
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ODI でリポジトリに接続し、「New」->「Model and Topology Objects」をクリックします。
- 表示されるダイアログの「Model」画面で、以下の情報を入力します。
- Name:GoogleDataCatalog と入力します。
- Technology:Technology:Generic SQL(ODI がVersion 12.2+ の場合はMicrosoft SQL Server)を選択します。
- Logical Schema:GoogleDataCatalog と入力します。
- Context:Global を選択します。
- 表示されるダイアログの「Data Server」画面で、以下の情報を入力します。
- Name:GoogleDataCatalog と入力します。
- Driver List:Oracle JDBC Driver を選択します。
- Driver:cdata.jdbc.googledatacatalog.GoogleDataCatalogDriver と入力します。
- URL:接続文字列を含むJDBC URL を入力します。
Google Data Catalog 接続プロパティの取得・設定方法
認証プロパティを追加する前に、次の接続プロパティを設定してください。
- OrganizationId:接続するGoogle Cloud Platform の組織リソースに関連付けられたID。これはGCP コンソールに移動して確認してください。
「プロジェクト」ドロップダウンメニューを開き、リストから組織へのリンクをクリックします。このページから組織ID を取得できます。
- ProjectId:接続するGCP のプロジェクトリソースに関連付けられたID。GCP
コンソールのダッシュボードに移動し、「プロジェクトを選択」のメニューからお好みのプロジェクトを選択して確認してください。プロジェクトID は、「プロジェクト情報」項目に表示されます。
Google Data Catalog への認証
CData 製品は、認証にユーザーアカウント、サービスアカウント、およびGCP インスタンスアカウントの使用をサポートします。
OAuth の設定方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Google Data Catalog JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.googledatacatalog.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な接続文字列は次のとおりです。
jdbc:googledatacatalog:ProjectId=YourProjectId;
- Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
- Name:ドロップダウンメニューから選択します。
- Database (Catalog):CData と入力します。
- Owner (Schema):Google Data Catalog にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はGoogleDataCatalog と入力します。
- Database (Work Catalog):CData と入力します。
- Owner (Work Schema):Google Data Catalog にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はGoogleDataCatalog と入力します。
- 開いたモデルで「Reverse Engineer」をクリックしてGoogle Data Catalog テーブルのメタデータを取得します。
Google Data Catalog のデータの編集と保存
リバースエンジニアリング後、ODI でGoogle Data Catalog のデータを操作できるようになります。
Google Data Catalog のデータを表示するには、Designer ナビゲーターでモデルアコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして「View data」をクリックします。
ETL プロジェクトの作成
次の手順に従って、Google Data Catalog からETL を作成します。Schemas エンティティをODI Getting Started VM に含まれているサンプルデータウェアハウスにロードします。
SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ぺインでデータベースのノードを右クリックし、「New SQL Worksheet」をクリックします。
もしくは、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから、以下のように入力します。
sqlplus / as sysdba
- 以下のクエリを入力し、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリは、Google Data Catalog のSchemas テーブルに一致するいくつかのカラムを定義します。
CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_SCHEMAS (DATASETNAME NUMBER(20,0),Type VARCHAR2(255));
- ODI でDesigner ナビゲーターのModels アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダの「Sales Administration」ノードをダブルクリックします。Model Editor でモデルが開きます。
- 「Reverse Engineer」をクリックします。TRG_SCHEMAS テーブルがモデルに追加されます。
- プロジェクトの「Mappings」ノードを右クリックし、「New Mapping」をクリックします。マッピングの名前を入力し、「Create Empty Dataset」オプションを無効にします。Mapping Editor が表示されます。
- TRG_SCHEMAS テーブルをSales Administration モデルからマッピングにドラッグします。
- Schemas テーブルをGoogle Data Catalog モデルからマッピングにドラッグします。
- ソースコネクタポイントをクリックしてターゲットコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。ここでは、デフォルトオプションを使用します。その場合、目的の動作はターゲットカラムのプロパティに表示されます。
- Mapping Editor のPhysical タブを開き、TARGET_GROUP の「SCHEMAS_AP」をクリックします。
- SCHEMAS_AP プロパティで、Loading Knowledge Module タブの「LKM SQL to SQL (Built-In)」を選択します。
これで、マッピングを実行してGoogle Data Catalog のデータをOracle にロードできます。