Amazon QuickSight でfreee のデータに連携するインタラクティブなダッシュボードを作成
CData Connect Server を使ってfreee のデータの仮想エンドポイントを作成して、Amazon QuickSight からfreee のデータを使ったインタラクティブダッシュボードを作成。
加藤龍彦
デジタルマーケティング
最終更新日:2022-04-16
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Amazon QuickSight は、ユーザーがインタラクティブなダッシュボードを作成できるサービスです。Amazon QuickSight とCData Connect Server を一緒に使うことで、簡単にfreee のデータに連携する可視化、ダッシュボードを作成することができます。この記事では、Connect Server を経由してAmazon QuickSight からfreee に連携するダッシュボードを作成する方法を説明します。
CData Connect Server は、freee のデータの仮想インターフェースを提供し、Amazon QuickSight からリアルタイムfreee のデータに直接連携することができます。Amazon QuickSight に簡単にfreee のデータをインポートすることで、レスポンシブなダッシュボードをAWS エコシステム上で作成することができます。
freee の仮想MySQL データベースを作成
CData Connect Server は、直観的なPoint-and-click インターフェースでデータソースへの接続およびAPI エンドポイント作成を行います。
- Connect Server にログインして、Databases をクリックします。
- 利用できるデータソースアイコンから"freee" を選択します。
-
freee に接続するために必要なプロパティを入力します。
まずはOAuth アプリを作成します。https://app.secure.freee.co.jp/developers/applications
にアクセスして、「新しいアプリケーションの作成」ボタンをクリックします。アプリケーション名を指定し、リダイレクトURL を設定して登録をクリックします。そうすると、クライアントシークレットとクライアントID
が発行されます。
次に、プロファイルをダウンロードしてドライバーがアクセス可能な場所に配置します。こちらからプロファイルをダウンロードして、「C:/profiles/」 などに設置してください。
その後、Companies ビューからCompanyId を取得します。以下の接続プロパティを設定したら、接続する準備ができます。
- AuthScheme:OAuth に設定します。
- OAuthClientID:アプリ設定で指定されたOAuth クライアントID に設定します。
- OAuthClientSecret:アプリ設定で指定されたOAuth クライアントシークレットに設定します。
- CallbackURL:アプリ設定で指定したリダイレクトURI に設定します。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用してOAuthAccessToken を取得するプロセスを管理できます。
- Test Database をクリックします。
- Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
これで、freee の仮想データベースが作成でき、Amazon QuickSight からの可視化が可能になりました。
QuickSight にfreee のデータをインポートして、インタラクティブダッシュボードを作成
次の手順で、freee の仮想データベースをCData Connedct Server に作成し、データをインポートして可視化を作成します。
- Amazon QuickSight にログインして「データセット」をクリックします。
- 次に「新しいデータセット」をクリックし、SQL Server をデータソースとして選択します。以下のように、CData Connect Server インスタンスの接続情報を入力していきます。
- データソース名:任意
- 接続タイプ:パブリックネットワーク
- データベースサーバー: 接続するCData Connect Server インスタンスのURL。例:CONNECT_SERVER_URL
- ポート:インスタンス接続用のポート。1433 など。
- データベース名:仮想データベース名、例: API1
- ユーザー名:Connect Server で接続許可を与えたユーザー名
- パスワード:Connect Server ユーザーのパスワード
- SSL:インスタンス側でSSL を設定している場合にはオンに、設定していない場合はオフにしてください。
「接続を検証」をクリックして接続をテストし、問題がなければ「データソースを作成」をクリックして接続を確立します。
- テーブルの選択画面で、「カスタムSQL を使用」を選択します。
- 次の画面で、「データの編集/プレビュー」を選択します。
- カスタムSQL を入力、およびデータをプレビューできる画面が表示されるので、「スキーマエクスプローラー」から可視化したいスキーマおよびテーブルを選択して、以下の形式でカスタムクエリを作成します。
SELECT <カラム名> FROM [<スキーマ名>].[<テーブル名>]。例えば、SELECT * FROM [API1].[Deals] などです。
- プレビューでデータを確認できたら、「保存して視覚化」ボタンを押して、データをロードします。
- あとは、フィールドとタイプを選択して自在に可視化を作成できます。
SaaS アプリケーションからfreee のデータにSQL アクセスを実現
このようにAmazon QuickSight からfreee のデータに連携ができました。これで簡単に可視化やダッシュボード作成が可能です。他にも多くのSaaS に対応するCData Connect Server の詳細をこちらから ご覧ください。