製品をチェック

製品の詳細・30日間の無償トライアルはこちら

CData Connect

リアルタイムDynamics NAV のデータをPower Apps で作成したカスタムビジネスアプリに統合

CData Connect Server を使用してDynamics NAV のデータの仮想SQL Server データベースを作成し、リアルタイムDynamics NAV のデータをMicrosoft Power Apps で作成したアプリに統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-10-31

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power Apps は、カスタムソフトウェア開発の時間をかけずに、データに接続してWeb とモバイル全体で機能するカスタムビジネスアプリを構築および使用するためのサービスです。CData Connect Server と組み合わせると、Power Apps を使用して構築したアプリからDynamics NAV のデータにアクセスできます。この記事では、Power Apps からConnect Server に接続し、リアルタイムDynamics NAV のデータを使用してアプリを構築する方法を説明します。

CData Connect Server は、純粋なSQL インターフェースをDynamics NAV に提供し、データを複製せずにPower Apps からリアルタイムDynamics NAV のデータに簡単に連携できるようにします。、Power Apps は、CData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をDynamics NAV に直接プッシュし、サーバーサイドの処理を利用して、Dynamics NAV のデータを素早く返します。

Dynamics NAV のデータの仮想SQL データベースを作成

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server にログインし、「Databases」をクリックします。 データベースを追加
  2. 「Available Data Sources」から「Dynamics NAV」を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Dynamics NAV に接続します。

    Dynamics NAV 接続プロパティの取得・設定方法

    Dynamics NAV に接続する前に、サーバーでOData サービスを有効にしておく必要があります。OData サービスを有効にすると、CData 製品はサーバーで発行されるあらゆるサービスにクエリできるようになります。Url を有効なDynamics NAV サーバー組織のルート(例:http://MyServer:7048)およびServerInstance(例:DynamicsNAV71)に設定します。 もしサーバーにService Default Company がない場合は、Company(例:'CRONUS Canada, Inc.')も設定する必要があります。 マルチテナントインストールでは、Tenant にテナントId(例:'Cronus1')を指定します。

    認証するには、User およびPassword プロパティを設定して、Dynamics NAV ログインクレデンシャルまたはWindows ユーザークレデンシャルを有効にします。 AuthScheme で適切な認証メソッドを選択します。

    Configuring a connection (Salesforce is shown).
  4. Test Database」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。

CData Connect Server に接続する

Connect Server を使用してDynamics NAV のデータをPower Apps に統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

  1. Power Apps にログインします。
  2. 「Data」->「Connections」->「New connection」とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
  4. 接続ウィザードにて:

    • 直接接続を選択します。
    • SQL server name をConnect Server インスタンスのアドレスに設定します。(CONNECT_SERVER_URL
    • SQL database name を以前作成したDynamics NAV の仮想データベース名(dynamicsnavdb など)に設定します。
    • UsernamePassword を設定し、「Create」をクリックします。 Connecting to Connect Server

Dynamics NAV のデータを活用するアプリの構築

Connect Server への接続が構成されたら、リアルタイムDynamics NAV のデータをPower Apps で作成したアプリに統合する事ができるようになります。

  1. Power Apps にログインします。
  2. 「Create」をクリックし、「Start from data」にカーソルを合わせて「Make this app」をクリックします。 Creating a new app from data
  3. 作成したSQL Server 接続を選択します。
  4. 使用するテーブルを検索または選択します。
  5. 「Connect」をクリックします。 Connecting to Dynamics NAV データ
  6. 新しく作成したアプリのレイアウトや、BrowseScreen、DetailScreen、EditScreen で表示されるフィールドの設定などを、ほかのアプリと同じようにカスタマイズします。 Customizing the Dynamics NAV データ app

これで、組織内で使用するために保存・公開することができるリアルタイムDynamics NAV のデータへの読み取りおよび書き込みアクセスが可能なアプリが完成しました。

アプリケーションからDynamics NAV のデータへのSQL アクセス

Microsoft Power Apps からリアルタイムDynamics NAV のデータへの直接接続ができるようになりました。これで、Dynamics NAV のデータを複製せずにより多くの接続とアプリを作成してビジネスを推進できます。

アプリケーションから直接250+ SaaS 、Big Data 、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Server を参照してください。

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。