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Azure Table ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなAzure テーブルデータに接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインターフェースを使用して、データベースのようにAzure テーブルストレージにアクセスし、データの読み、書き、更新を実行できます。

Exploratory でAzure Table のデータを連携する方法

ODBC 接続でExploratory からAzure Table のデータにSQL でクエリ

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2022-11-26
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CData

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Exploratory ロゴ

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

CData ODBC Driver for AzureTables は、ODBC 経由でリアルタイムAzure Table データ に標準SQL での利用を可能にします。 ここでは、汎用ODBC データプロバイダーとしてAzure Table に接続し、データアナリティクスツールのExploratory (https://exploratory.io/) からAzure Table のデータを連携利用する手順を説明します。
Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC ドライバを使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はAzure Table を例に説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Azure Table をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにAzure Table のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてAzure Table の接続を設定、2.Exploratory 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとAzure Table への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからAzureTables ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

次にマシンにAzure Table のデータ に接続するODBC DSN を設定します。Exploratory からはそのODBC DSN を参照する形になります。ODBC DSN 設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。

Account プロパティをストレージアカウント名に設定し、ストレージアカウントのAccessKey を設定して接続します。これらの値を取得する方法は次のとおりです。

ストレージをBackend として使用している場合(デフォルト)

  • Azure ポータルにログインし、左側の「サービス」メニューで「ストレージアカウント」を選択します。
  • ストレージアカウントがない場合は、「追加」ボタンをクリックしてアカウントを作成します。
  • 使用するストレージアカウントのリンクをクリックし、「設定」の「アクセスキー」を選択します。 「アクセスキー」ウィンドウには、ストレージアカウント名とCData 製品で使用するキー(接続にはkey1またはkey2のどちらかを使用できます)が含まれています。これらのプロパティは、それぞれAccount とAccessKey 接続プロパティにマッピングされます。

Azure SQL への接続

  • Azure ポータルにログインし、左側の「サービス」メニューで「Azure Cosmos DB」を選択します。
  • 使用するCosmos DB アカウントのリンクをクリックし、「設定」の「接続文字列」を選択します。 「接続文字列」ウィンドウには、Cosmos DB アカウント名とCData 製品で使用する主キーが含まれています。これらのプロパティは、それぞれAccount とAccessKey 接続プロパティにマッピングされます。

Exploratory 上でAzure Table のデータをセット

  • Exploratory で[コネクション]をクリックして新しいコネクションを作成します。
  • [追加]→[ODBC]の順にクリック。
  • コネクション追加画面で先ほど設定したAzure Table ODBC のDSN を設定します。
    名前:任意
    タイプ:ODBC
    DSN:上の設定したDSN 名(CData Azure Table Sys)
  • Adding new connection
  • コネクションテストを下の地、[追加]を押して接続を確定させます。

Exploratory でAzure Table のデータをクエリし、データフレームとして保存

さあ、Exploratory からAzure Table のデータを扱ってみましょう。

  • Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
  • [データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
  • Create new Dataframe
  • データベースは[ODBC]をクリック。
  • Select ODBC
  • [コネクション]で先ほど設定したAzure Table のコネクションを選択します。
  • RDB ソースの感覚でSELECT クエリでAzure Table のデータをクエリします。標準SQL でフィルタリング、ソート、JOIN も可能です。
  • Query data using standard SQL
  • データセットをデータフレームとして保存します。

Exploratory でのAzure Table のデータの分析

データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。

Query data using standard SQL

おわりに

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。