こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData JDBC Driver for ActiveDirectory は、IDE からBI ツールまで、サードパーティーツールからActive Directory のデータの読み書きを可能にするJDBC 標準を提供します。本記事では、DBeaver のウィザードを使ってActive Directory のデータに接続し、GUI 上でデータを参照する方法を紹介します。
CData JDBC ドライバとは?
CData JDBC ドライバは、以下の特徴を持ったリアルタイムデータ接続ツールです。
- Active Directory をはじめとする、CRM、MA、グループウェア、広告、会計ツールなど多様な270種類以上のSaaS / DB に対応
- DBeaver を含む多様なアプリケーション、ツールにActive Directory のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData JDBC ドライバでは、1.データソースとしてActive Directory の接続を設定、2.DBeaver 側でJDBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData JDBC ドライバのインストールとActive Directory への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからActiveDirectory JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
次に、以下の手順でDBeaver にドライバーのJAR ファイルをロードします。
- DBeaver アプリケーションを開き、「データベース」メニューの「ドライバーマネジャー」オプションを選択します。「新規」をクリックして「新しいドライバを作成する」フォームを開きます。
- 設定タブで:
- ドライバ名をわかりやすい名前に設定します(例:CData JDBC Driver for Active Directory)。
- クラス名をJDBC ドライバーのクラス名「cdata.jdbc.activedirectory.ActiveDirectoryDriver」に設定します。
- URL テンプレートをjdbc:activedirectory: に設定します。
- ライブラリタブで「ファイルを追加」をクリックし、インストールディレクトリ(C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Active Directory XXXX\)の「lib」フォルダに移動してJAR ファイル(cdata.jdbc.ActiveDirectory.jar)を選択します。
Active Directory のデータの接続を作成
以下の手順で、認証情報およびその他の必要な接続プロパティを追加します。
- 「データベース」メニューで、「新しい接続」をクリックします。
- 表示される「新しい接続を作成する」 ウィザードで、先ほど作成したドライバー(例:CData JDBC Driver for Active Directory)を選択し、「次へ >」をクリックします。
- 設定ウィザードの一般タブで、以下を参考に必要な接続プロパティを使用してJDBC URL を設定します。
ActiveDirectory 接続プロパティの取得・設定方法
接続には以下の情報が必要です。
- 有効なユーザーおよびパスワード情報 (例:Domain\BobF or cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain)。
- 接続するサーバーのIP、ホスト名、ポートを含むサーバー情報。
-
BaseDN: 指定されたname にLDAP 検索の範囲を制限します。
ちなみに、BaseDN を狭い範囲に設定することで大幅にパフォーマンスを改善できます。例えば、cn=users,dc=domain は、cn=users およびその子の範囲に戻り値の結果を制限します。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Active Directory JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.activedirectory.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な接続文字列:
jdbc:activedirectory:User=cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain;Password=bob123;Server=10.0.1.2;Port=389;
- 「テスト接続」をクリックして、接続が正しく設定されていることを確認します。
- 「終了」をクリックします。
Active Directory のデータにクエリを実行
これで、接続できたことで公開されたテーブルのデータにクエリを実行できるようになりました。テーブルを右クリックし、「ビュー表」をクリックします。「データ」タブでデータを確認できます。
おわりに
CData JDBC Driver for ActiveDirectory の
30日間無償トライアル
をダウンロードして、DBeaver でリアルタイムActive Directory のデータの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、
サポートチームにお問い合わせください。