公共事業部門が、リアルタイムデータ連携により郡と住民との効率的なコミュニケーションを実現

CData Arc を活用して郡のIT システムを連携。住民がメンテナンスの要望を直接送信、職員が迅速に優先度を判断して対応できる仕組みを構築。

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カリフォルニア州オレンジ郡は、米国で最も人口の多い郡の1つであり、人口約300万人、職員約18,000人を擁し、25近くの機関がその活動を支援しています。Orange County Information Technology Agency(OCIT)も郡を支援する機関の1つであり、通信、ネットワークおよびインターネットアクセス、データセンターサービス、アプリケーション開発など、部門横断的なIT ソリューションを提供しています。

OCIT はCData Arc を活用してIT システムを連携し、オレンジ郡の住民と公共事業部門であるOrange County Public Works の職員が、透明性のあるリアルタイムのコミュニケーションを行える環境を実現しました。

Challenge:住民からの公共事業部門への要望に対応するための基幹連携

OCIT は、Orange County Public Works の公共向け顧客関係管理(CRM)アプリケーションおよび土地管理システム(LMS)の構築と保守運用を手がけています。Salesforce 上に構築されたLMS は、土地に関する許可、計画、検査を管理し、CRM は住民が安全上の懸念、メンテナンスの問題、または資産に関する違反を報告するためのポータルとして機能します。報告の内容としては、例えば道路のくぼみ、落書き、水質汚染、所有権違反などが含まれます。

住民からの通報に迅速に対応するため、オレンジ郡では、公共向けのCRM ポータルとLMS ポータルを内部向けのCMMS(設備保全管理システム)と連携する方法を必要としていました。MaintStar によってSQL Server 上に構築されたCMMS は、Orange County Public Works の職員の日常業務を管理することで、郡のメンテナンスオペレーションを支えています。

さらにOCIT は、ファイルとセキュアファイル転送プロトコル(SFTP)を使用して、オレンジ郡の企業資源計画(ERP)システムへのデータ転送を毎日実行するためのソフトウェアを探していました。

以前はエンタープライズサービスバス(ESB)として無償のMuleSoft Community Edition を利用していましたが、MuleSoft が無償版のサポートを終了したため、OCIT は予算面での課題に直面しました。

「もちろん我々はMuleSoft に連絡を取り有償製品のデモを依頼しましたが、価格が予算を超えてしまい、他の選択肢を検討する必要がありました。」と、OCIT App Development Supervisor のJonathan Liou 氏は語ります。

OCIT はCData Arc を採用し、Salesforce 上のCRM およびLMS と、SQL Server 上のCMMS 間のリアルタイムデータ連携を実現するとともに、郡のERP システムへの自動でセキュアなデータ転送を実現しました。

「CData Arc は非常にパワフルでスケーラブルであるため、我々のチームに適したツールだと判断しました。」 とLiou 氏は述べています。

CData Arc は非常にパワフルでスケーラブルであるため、我々のチームに適したツールだと判断しました。

– Jonathan Liou, OCIT Applications Development Supervisor

Solution:住民とのリアルタイムコミュニケーションを実現

CData Arc は高い信頼性を備えたデータ転送・データ連携ソリューションで、かつコストを抑えて導入できたため、Orange County Public Works の職員と住民との双方向コミュニケーションを実現するソリューションとして最適でした。

オレンジ郡の住民がCRM で案件を報告すると、Salesforce に記録されてCMMS に送信され、Public Works の部門が作業指示書を作成して適切な部門にプロジェクトを割り当てることができます。その後、郡の職員が現場で点検を行い、メンテナンス作業にかかる時間や、問題解決に必要なスタッフや資材を決定することができます。

「住民はCRM システムを使って郡に案件を報告するのですが、CData Arc のおかげで、郡がその案件に取り組むよう、即座に我々が行動することができるようになりました。」とLiou 氏は述べます。

OCIT にとって、MuleSoft に代わるソリューションを調査する上で、双方向連携は極めて重要な要件でした。なぜなら、郡はリクエストを送信する住民に対してタイムリーな情報を提供する必要があるからです。

「頻繁に更新が行われるため、メンテナンスシステム(CMMS)でメモやステータスが更新されるたびに、それらの変更をCRM 側に反映させ、一般の人々が確認できるようにする必要があります。」と、 OCIT SR. IT Applications Developer のKrishna Bosam 氏は語ります。

CData Arc がOCIT に提供する軽量かつパワフルな連携プラットフォームは、Salesforce とSQL Server 間のリアルタイムかつ双方向のデータフローを実現します。

30日間の無償トライアルをダウンロードした後で、CData Arc のローコードインターフェースを使い始めるのは簡単でした。

「CData Arc とMuleSoft はコンセプトが似ているので、CData Arc に切り替えたとき、当社の開発者は非常に簡単かつ迅速に理解することができました。CData Arc はインストールと設定が非常に簡単なので、実装のしやすさという点ではCData Arc に軍配が上がります。MuleSoft はそれほど直感的ではなく、インストールと設定に時間がかかります。」と、Bosam 氏は述べています。

CData Arc はインストールと設定が非常に簡単なので、実装のしやすさという点ではCData Arc に軍配が上がります。

– Krishna Bosam, OCIT SR. IT Applications Developer

Liou 氏とBosam 氏のチームは、CData の幅広いコネクティビティに裏打ちされたCData Arc が、OCIT がオレンジ郡の住民に優れたIT サービスを提供するために、現在はもちろん将来にわたって役立つと確信しています。

「CData はデータコネクティビティのリーディングベンダーの1社として業界で認知されているため、我々が必要とするすべてのコネクタにアクセスできるという安心感があります。将来、既存のシステムをリプレースしたり、他のシステムに連携を拡張したりすることがあっても、CData のコネクタが役立つことは間違いありません。」とLiou 氏は語りました。

CData はデータコネクティビティのリーディングベンダーの1社として業界で認知されているため、我々が必要とするすべてのコネクタにアクセスできるという安心感があります。

– Jonathan Liou, OCIT Applications Development Superviso

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