株式会社メディアステーションは、ライフDX、ITソリューション、デジタルコンテンツ、人材の4つの事業をグループ全体で展開しています。
同社ではキャリアショップの運営に関するライフDX事業においてCData kintone ODBC Driverを採用しました。
本製品の導入により各店舗スタッフが幅広い業務で利用しているkintoneと本部でのデータ管理基盤として利用しているSQL Server間の双方向データ連携を可能とし、ライフDX事業の各店舗からのデータ収集と各店舗が必要とするデータ提供をシンプルなデータフローで実現しました。
Before | 課題
- 店舗毎に必要なデータ項目は異なり、データの収集と提供のシナリオも多岐に渡るため担当者の負荷が高い状況となっていた
- kintoneとのデータ連携とSQL Serverとのデータ連携で別なツールを利用していたため、kintoneのフィールドを一つ追加するだけでもかなりの手間が掛かっていた
After | CData製品を導入した効果
- 店舗やシナリオ毎に異なるデータ入出力定義をSQLだけで完結することで管理の手間が削減でき、これまで提供を諦めていたデータを店舗に提供できるようになった
- 本部で利用しているSQL Serverのリンクサーバ機能からkintoneデータにアクセスできるためSQL Serverとkintoneの違いを意識せずに作業できるようになった
広報の増井氏にアレンジ頂き、本件をご担当された営業本部の河合氏と佐々木氏にお話を伺いました。
Q: 弊社製品をご検討いただくこととなった背景について教えてください。
佐々木氏:弊社のライフDX事業部では、キャリアショップの店舗を運営しており、店舗スタッフのデータ入力や閲覧用にkintoneを幅広く活用しています。
私が所属する営業本部では各店舗でkintoneに入力した管理情報の記録などをSQL Serverに一元的に集約することでデータ集計に活用するとともに、各店舗で必要なデータをkintoneに登録することを行なっています。
しかし、kintoneとSQL Server間のデータ連携に課題を持っていました。
店舗が取り扱っているキャリア毎に必要なデータ項目は異なり、データの収集と提供のシナリオも多岐に渡るため非常に作業負荷の高い状況となっていました。
河合氏:また、kintoneとのデータ連携はコマンドラインツール、SQL Serverとのデータ連携については別なツールを利用していたため、kintoneのフィールドを一つ追加するだけでもかなりの手間が掛かっており、これまで店舗への提供を諦めていたデータもありました。
この課題を解決できないものかとSQL Serverとkintoneのデータ連携が容易になるツールを探していたところCData kintone ODBC Driverを見つけた次第です。
Q: kintone ODBC Driverを採用されたポイントをお聞かせいただけますか?
河合氏:やはりSQL Serverのリンクサーバ機能を使ってkintoneアプリのデータにアクセスできる点です。
SQL Serverのデータベースとkintoneのアプリのデータを1つのSQLで両者を区別せずに扱えるところがポイントになりました。
Q: kintone ODBC Driverを使われた感想はいかがですか?
河合氏:試用版を御社のWebサイトからダウンロードして1、2日ほどでSQL ServerのリンクサーバからkintoneデータのCRUD(読み書き)操作の方法と処理スピードを確認し、30日のトライアル期間中に「これしかない!」と確信出来たので直ぐに稟議を上げて導入を決めました。
また、通常のSQL ServerのSQL構文がそのまま使用できるので、特に違和感なく使うことができた点も印象に残っています。
Q:kintone ODBC Driverの導入効果はいかがでしょうか?社内や上司の反応はいかがでしたか?
佐々木氏:期待した通りSQL Serverとkintone間の双方向データ連携がシンプルとなり、管理の手間が削減できたことで、これまでは提供を諦めていたデータについても店舗に提供できるようになりました。
Q:弊社のサポート対応についてはいかがでしたでしょうか?
河合氏:サポートの対応には非常に満足しています。
kintoneのアプリを変更してもすぐにはそれがSQL Serverに反映されなかったことと、一部のSQLを実行しても期待通りの結果が得られないことに躓いたことがありましたが、サポートに問い合わせたところ、すぐに解決しました。
導入当初は様々な質問をさせていただきましたが、どれも素早く、かつ的確な回答をしていただきました。御社のサポート体制も強力であると考えています。
Q:よろしければ今後の展開をご共有いただけますでしょうか?
河合氏:現在、社内では様々なアプリケーションやサービスを利用しているため、結果としてデータが分散している状態となってしまっているので今回導入したようなデータ連携のためのツールを活用してデータをシームレスに連携できるようにしたいと考えています。
また、SQL Serverに集約しているデータについても私たち本部だけでなく現場のスタッフが利活用できる環境を整えていきたいと考えています。