CData Sync で日本語カラムをそのまま BigQuery にレプリケーションする方法

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こんにちは、プロダクトマネージメント@for Apps の宮本です!

先日、とうとうBigQuery でマルチバイト名での列名が使用できるようになったとリリース情報がありました!
https://cloud.google.com/bigquery/docs/release-notes#September_30_2024


実はCData Sync ユーザーからも日本語カラム名でBigQuery にレプリケーションしたい!というリクエストを多くいただいていました。特に多いのが、kintone からBigQuery へのレプリケーションのケースです。日本語カラムはデフォルトで入っているのに加え、連携対象のアプリも多く、一つ一つカラム名の変換を手動で行うのは結構大変です。

そういった背景もありましたので、このタイミングでBigQuery へ項目名がマルチバイト文字であってもそのままレプリケーションできるように対応しました。

それでは実際にやってみたいと思います。

シナリオ

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kintone アプリの項目名をエイリアスすることもなく、日本語項目名のままBigQuery にレプリケーションを行い、最後はTablueで可視化してみるというシンプルな内容でやってみます。

kintone アプリをBigQuery にレプリケーション

今回は売上というkintone アプリを使用していきます。この中には得意先名だったり、担当者名、伝票金額合計など日本語での項目名が存在しています。


このアプリをBigQuery への連携対象にしていきます。

まずは、CData Sync でジョブを作成していきます。ジョブ一覧画面でジョブを追加ボタンをクリックして、kintone からBigQuery のレプリケーションの枠を作成します。


枠ができたら、実際に連携対象のアプリを選択してレプリケートタスクを作成します。今回は売上アプリを選択します。


選択することで、kintone の売上アプリからBigQuery の売上テーブルにレプリケーションする設定ができました。(BigQuery 上のテーブルは自動的に作成されます)


では、kintone 側の "売上" がリンクになっていますのでクリックしてみましょう。クリックすることでカラムマッピングなどの詳細ページに画面遷移することができます。
画面遷移できましたら、カラムタブのカラムマッピング画面を開いてみます。そうしますと、BigQuery に作成する予定のカラム名が日本語でセットされています。


これまでのCData Sync でも同じように日本語名で表示はされていましたが、ジョブを実行するとエラーとなっていました。ただ、CData Sync V24.3 からはサポートしていますので、このままの設定でOKです。

では、ジョブを実行してみると、以前は日本語カラムが存在しているとエラーになっていましたが、今回は成功することができました。


BigQuery 側を見てみると、kintone アプリの項目名のまま作成されていることが確認できました。

Tableau でkintone の売上グラフを可視化

最後に、BigQuery にある売上アプリを Tableau で可視化してみました。日本語の項目名をそのまま使用できたので、直感的で非常に扱いやすかったです。他の BI ツールでも、BigQuery に接続でき、日本語カラムに対応しているものであれば同じように扱えるでしょう。これで、無理に英字に変換してから BigQuery にレプリケーションする手間がなくなりそうです!

終わりに

いかがでしたでしょうか。BigQuery へのレプリケーションでマルチバイト文字をサポートしましたので、データソース側で日本語で項目名を設定している場合でも、加工不要で簡単にレプリケーションできるようになりました。
Cdata Sync は30日間の無償トライアルが可能ですので、ぜひお試しください。
https://www.cdata.com/jp/sync/trial/

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