CData Arc のバックアップや移行

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この記事では、CData Arc で作成したフローや設定のバックアップやリストア、異なるサーバへの移行方法について紹介します。

これらのトピックについては製品ヘルプも併せて参考にしてください。

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管理コンソール(Web UI)での操作

ワークスペースのエクスポート

CData Arc では、 管理コンソール(Web UI)を通じて、作成したフローのエクスポートとインポートをサポートしています。

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この操作により、ワークスペースに含まれるフローの設定を「.arcflow」ファイルとして生成・取得することができます。「.arcflow」ファイルは同じサーバへのインポート(リストア)はもちろん、別のCData Arc サーバへインポートすることも可能です。

なお「プロファイル設定を含む」を選択すると、CData Arc 全体に関係するプロファイル情報(設定 タブや プロファイル タブの情報)も含めてエクスポートされます。

ファイルシステムレベルでの操作

CData Arc では、以下2種類のディレクトリに設定やデータが保持されます。

  1. フローに関連する設定やファイルを保持するディレクトリ
  2. アプリケーションデータベース(CData Arc で処理されたトランザクションのメタデータを保存するデータベース)

1.はデフォルト(Default)のワークスペースを保持するディレクトリ(1-A)と、追加で作成したワークスペース群を保持するディレクトリ(1-B)が存在します。

CData Arc でのバックアップは、1.のディレクトリと 2.のアプリケーションデータベースをコピーするシンプルなプロセスで実現できます。CData Arc を新しいサーバに移行するには、これらのリソースのコピーを新しいサーバの適切な場所へ配置します。

1-A. データディレクトリ(data)

このディレクトリには、すべてのプロファイル、証明書、およびコネクタ構成データ(デフォルトのワークスペース用)がファイルとして保持されています。デフォルト以外のワークスペースのコネクタ構成データは、1-B. のワークスペースディレクトリに保持されます。

既定ではディレクトリは以下の場所です。

  • Windows 版。C:\ProgramData\CData Arc\data
  • Java 版。~/arcesb/data

1-B. ワークスペースディレクトリ(workspace)

このディレクトリには、デフォルトのワークスペース以外で作られたコネクタ構成データがファイルとして保持されています。デフォルト以外のワークスペースがCData Arc で設定されていない場合、このディレクトリは存在しない場合があります。

このディレクトリは、1-A.データディレクトリと同じ親ディレクトリ内に配置されています。

ディレクトリの変更

データディレクトリ(およびワークスペースディレクトリ)を既定の場所から変更したい場合、CData Arc をホストするWeb サーバの設定ファイルで変更することができます。

こちらのトピックについては製品ヘルプを参照してください。

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2. アプリケーションデータベース

CData Arc では、処理したトランザクションに関するメタデータをデータベースに保存します。これがアプリケーションデータベースです。Windows 版ではSQLite、Java 版ではDerby がデフォルトで使用されます。アプリケーションデータベースは以下の場所に保持されています。

  • Windows 版。C:\ProgramData\CData Arc\db
  • Java 版。~/arcesb/db

外部データベースの利用

アプリケーションデータベースは、デフォルトで組み込まれているSQLite やDerby 以外に、SQL Server やMySQL など外部データベースを利用することも可能です。

アプリケーションデータベースを外部データベースへ変更したい場合、CData Arc をホストするWeb サーバの設定ファイルで変更することができます。

こちらのトピックについては製品ヘルプを参照してください。

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外部データベースを利用する場合、そのバックアップはCData Arc の範囲外となるため、利用する外部データベースにおけるバックアップ手順を確認して、その手順に沿って取得してください。

製品ライセンスのバックアップや移行

CData Arc の製品ライセンスはファイルの形で保持されています。そのバックアップや、ライセンスの移行に必要なプロセスについては製品ヘルプを参照してください。

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製品のバージョンアップ(アップグレード)

基本的にCData Arc では適切なライセンスを取得頂ければ、製品自体は上書きインストールでバージョンアップする事が可能です。CData Arc の前身となる旧製品からのアップグレードや、既存インストールとは別にインストールしたいシナリオについては製品ヘルプを参照してください。

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まとめ

CData Arc におけるバックアップや移行に必要な手順はシンプルです。

ファイルシステムレベルでデータディレクトリやアプリケーションデータベースを移行する場合、新しいサーバで指定されている適切な位置に配置(指定がなくデフォルトの場合、既定の位置に配置)してください。データディレクトリ(ワークスペースディレクトリ)とアプリケーションデータベースが以前のサーバの設定を反映すれば、新しいサーバにおいても同じ構成で同じデータを処理します。

移行の場合は、ライセンスの更新も必要です。製品ヘルプのガイドに沿って更新の手続きを進めてください。

製品のバックアップや移行について何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。

www.cdata.com


この記事では CData Arc™ 2021 - 21.0.8017 を利用しています。

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