こんにちは。CData Software Japanの色川です。
先月、CData Arc の最新リリースとして 21.0.8017
の提供を開始しました。
今回のリリースでも多くの新機能や機能改善をお届けしています。この記事では、ご利用頂くことの多い「データベースコネクタ」関連での主な変更点についてご紹介します。
21.0.8017 で追加・変更された機能の詳細については製品ヘルプのリリースノートをごらんください。
データベースコネクタが新たに「Database カテゴリ」へ
ライセンス構成が一部変更されました。
今回のリリースからMySQL、SQL Server、Oracle などのデータベースコネクタは独自の「Database カテゴリ」に追加され、Professional レベルの一部としてライセンスされるようになりました。
従来のライセンスオプションにおいてデータベースコネクタは、ADD-ON(別途有償オプション)のApplication Connectors に含まれていましたが、このリリースからProfessional レベル以上のライセンスには「Database カテゴリ」が標準搭載になりました。
arc.cdata.com
Database カテゴリに含まれるデータベースコネクタ |
Database(ODBC またはADO.NETでの汎用のデータベース接続用コネクタ) |
DB2 |
MySQL |
Oracle |
PostgreSQL |
SQL Server |
SQLite |
新データベースコネクタ(シングルアクションデザイン)
より洗練されたデータベースコネクタが利用頂けるようになりました。
新たに「Database カテゴリ」に含まれるようになったデータベースコネクタですが、それぞれ新しいシングルアクションデザインのコネクタが追加されました。
これまでデータソースからの値の検索にはLookup コネクタの利用が別途必要でしたが、その機能も包含し、より分かりやすいフローで利用いただけるようになりました。
なお、従来の(マルチアクションデザインの)データベースコネクタと Lookup コネクタもご利用いただけますが、このリリースからはいずれも非推奨扱いとなり、将来のリリースでは削除される予定です。
共有接続を利用できるコネクタが増えました
こちらはデータベースコネクタに限りませんが、データベースコネクタで期待の多かった機能です。
新たに「Database カテゴリ」に含まれるようになったデータベースコネクタのうち、新データベースコネクタでは(汎用の「Database コネクタ」をのぞいて)、接続情報が共有できるようになりました。接続情報の管理とその利用が分離され、同じ接続先に対して複数のコネクタで接続しているような利用シーンでは、接続先の切替や変更が大きく効率化されます。
共有接続は「設定 - Connections」で管理することができます。
batchResults 属性が非推奨となりました
レコードごとでなく、全レコードをまとめて(バッチ的に)出力するときに使用していたbatchResults 属性の利用が非推奨となりました。
v21 からのスタンダードな方法である「Max Records」設定をご利用ください。Max Records: -1
CData Arc でのバッチ出力については以下の記事もぜひ参考にしてください。
https://www.cdata.com/jp/blog/2020-02-28-145157
おわりに
より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
リリースされた新バージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
www.cdata.com
この記事では CData Arc™ 2021 - 21.0.8017
を利用しています。
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