CData Drivers は何をするソフトウェア?

CData Driverは、SaaS(Software as a Service)を中心としたアプリケーション、データベース、Web API をデータソースとして、 他のアプリケーションやツールでデータを利用することを実現するデータドライバーです。この記事では、簡単にCData Driverの役割を説明します。

API 連携のニーズの高まり

現在企業では、多くの異なるアプリケーション、DBが業務に利用されています。そして多くの企業では、自社のカスタム業務システム、オンプレパッケージシステム、 クラウドでサービスとして提供されるSaas を組み合わせて使っています。

企業には、それらの複数のアプリケーションやDB のデータを他のアプリケーションやツールでシームレスに使いたい、というニーズがあります。 そのためにSaas や多くのDB にはAPI (Application Programming Interface)という外部とデータのやり取りをする仕組みが備わっています。

問題は、それぞれのSaas やDB のAPI が異なっており、同じルールで異なったデータソースとデータのやり取りを行うことが困難なことです。 エンジニアはデータを接続したいデータソース毎にAPI を習得する必要に迫られています。また、BI ツール、帳票ツール、ETL ツールなど多くのデータを扱うことを期待されているツールには あらかじめ主要なAPI へのデータ連携機能が備わっていることが求められ始めています。API は、急速に増加していますし、さらにAPI の仕様は、頻繁に変更されます。 エンジニア、ツールベンダー、エンドユーザーには増加するAPI への継続的な対応という負荷がかかっています。

CData Driver の仕組み

そこで、CData Driverをアプリケーションやツールに組み込むことで、既存のツールやアプリケーションから60を超えるSaaS やDB とデータ連携を実現することが出来ます。 アプリケーションからデータソースへはWeb API (HTTP) で通信し、アプリケーション内ではJDBC, ADO.NET, ODBC といった業界標準とされるAPI規格でデータのやり取りが可能になります。 CData ドライバーでは、HTTP を受け付け、パーサーによりデータをJDBC, ADO.NET、ODBC といった規格に変換しています。

業界標準規格API を利用するのメリット

JDBC、ADO.NET、ODBC という規格は、すでに10年以上の歴史を持ち、Java アプリケーションやWindows アプリケーションで一般的に使われている規格です。 多くのアプリケーションは既にこのような標準規格を受け付けるように作られており、既存アプリケーションやツールの改修を行わずにCData が対応するデータソースとの データ連携が実現できます。

統一仕様とAPI アップデートへの対応

CData Driver は統一された仕様で開発されており、異なるデータソース毎に新たにWeb API 型のデータを受け入れるためにシステム改修を行う必要はありません。 また、異なるサードパーティからのデータドライバーを利用したために、それぞれの仕様を習得しなければならないという事態も防げます。 さらに、CData ではデータソースのAPI 仕様変更をモニタリングしており、仕様変更に対応してドライバーのアップデートを行うので、エンジニアがAPI の仕様変更に個別に 対応する必要がありません。

テーブル型データへのモデル化

CData Driver がデータを提供するテクノロジーであるJDBC、ADO.NET、ODBCはリレーショナルデータベースの規格です。CData Driver は、テーブル形式ではないWeb API を モデル化してテーブル形式のデータとしてアプリケーションやツールに提供します。テーブル型のデータは、判断を行う人間にとってデータとして最も扱いやすいといえます。

標準SQL が利用可能

データを扱う際にもう一つ重要なポイントがクエリ言語です。CData ではすべてのドライバーで標準SQL に対応しています。データを扱うエンジニアおよびエンドユーザーにとって、 SQL は圧倒的に支持される業界標準です。CData Driver は、内部にクエリエンジンを有し、アプリケーションやツールから標準SQL を受け付け、データソース側には 変換された適切なAPI および個別のクエリ言語を渡します。ユーザーからは標準SQL をRDB に対して実行しているようにしか感じられません。

以上のように、60を超えるAPI に対応するCData Drivers は、急速に高まるAPI 連携のニーズを解決する一つの方法を提供しています。

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