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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData ODBC Driver for SuiteCRM は、PHP アプリケーションからSuiteCRM データへの連携を実現します。本記事では、SuiteCRM データをPHP のビルトインODBC 機能でクエリする手順を説明します。
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSuiteCRM の接続を設定、2.PHP 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
まずは、本記事右側のサイドバーからSuiteCRM ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
SuiteCRM に接続するDSN を作成します。
次の接続プロパティを設定すると、V4.1 API 経由でSuiteCRM データに接続できます。
SuiteCRM メタデータの取得は高負荷になる可能性があることに注意してください。メタデータのキャッシュ で説明しているように、メタデータをローカルに格納することをお勧めします。
odbc_connect を呼び出して、SuiteCRM への接続を開きます。 odbc_pconnect メソッドでも可能です。コネクションを閉じるには、odbc_close もしくはodbc_close_all を使います。
$conn = odbc_connect("CData SuiteCRM Source","user","password");
コネクションはodbc_connect で開かれ、スクリプトが終わると終了します。odbc_pconnect メソッドで開いたコネクションは、スクリプトが終わっても開いたままです。これにより同じクレデンシャルであれば他のスクリプトでコネクションを共有することが可能です:
$conn = odbc_pconnect("CData SuiteCRM Source","user","password");
...
odbc_close($conn); //persistent connection must be closed explicitly
odbc_prepare を使って、Prepared ステートメントおよびパラメータライズドクエリを作成します。
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM Accounts WHERE Industry = ?");
Prepared ステートメントをodbc_execute を使って実行します。
$conn = odbc_connect("CData SuiteCRM Source","user","password");
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM Accounts WHERE Industry = ?");
$success = odbc_execute($query, array('Manufacturing'));
Non-Parameterized クエリは、odbc_exec を使います。
$conn = odbc_connect("CData SuiteCRM Source","user","password");
$query = odbc_exec($conn, "SELECT * FROM Accounts");
odbc_fetch_array ファンクションの結果セット配列としてアクセスします。
$conn = odbc_connect("CData SuiteCRM Source","user","password");
$query = odbc_exec($conn, "SELECT * FROM Accounts");
while($row = odbc_fetch_array($query)){
echo $row["Name"] . "\n";
}
odbc_result_all ファンクションで、結果セットをHTML テーブルとして表示します。
$conn = odbc_connect("CData SuiteCRM Sourcee","user","password");
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM Accounts WHERE Industry = ?");
$success = odbc_execute($query, array('Manufacturing'));
if($success)
odbc_result_all($query);
スタンドアロンのテスト環境をたちあげる簡単な方法はPHP のビルトインテストサーバーを使うことです。やっていきましょう。
PHP の最新版のバイナリのダウンロード。
フォルダにファイルを入れる。
フォルダを開く。
php.ini-development をphp.ini に変更。
ブラウザからテストスクリプトにアクセスするためのコマンドを実行。
php -S localhost:8000 -t C:\path-to-your-scripts -c C:\path-to-php\php.ini
サポートされているSQL の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。上記のサンプルは、PHP のコミュニティドキュメントを参考に、SuiteCRM 向けに最適化したものです。
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。