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Amazon Athena ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからAmazon Athena のライブデータに直接接続できるパワフルなツールです。

標準のODBC Driver インターフェースを使用して、データベースのようにインタラクティブなクエリサービスAmazon Athena データにアクセスします。

PowerPivot でAmazon Athena データを連携して取得し分析

この記事では、PowerPivot からCData ODBC Driver を使う方法を説明します。「Table Import Wizard」を使ってAmazon Athena データをロードします。インポートに使うクエリをビジュアルに作成、あるいはドライバーがサポートするSQL を使って作成できます。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-02-13

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

ODBC プロトコルは多くのBI および帳票ツールで多様なデータベースのデータにアクセスするために使われています。CData ODBC Drive を使って、簡単にAmazon Athena をデータ連携できます。この記事では、CData Driver for AmazonAthena を使ってPowerPivot にデータをインポートします。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Amazon Athena をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにAmazon Athena データを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてAmazon Athena の接続を設定、2.PowerPivot 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとAmazon Athena への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからAmazonAthena ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

  1. 接続プロパティが未設定の場合には、DSN(データソース名)の設定を行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。

    未指定の場合は、初めにODBC DSN (data source name) で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

    Amazon Athena 接続プロパティの取得・設定方法

    Amazon Athena リクエストの認証には、アカウントの管理のクレデンシャルか、IAM ユーザーのカスタムPermission を設定します。 AccessKey にAccess Key Id、SecretKey にはSecret Access Key を設定します。

    AWS アカウントアドミニストレータとしてアクセスできる場合でも、AWS サービスへの接続にはIAM ユーザークレデンシャルを使用することが推奨されます。

    IAM ユーザーのクレデンシャル取得は以下のとおり:

    1. IAM コンソールにログイン。
    2. Navigation ペインで「ユーザー」を選択。
    3. ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してから「セキュリティ認証情報」タブを選択。

    AWS ルートアカウントのクレデンシャル取得は以下のとおり:

    1. ルートアカウントの資格情報を使用してAWS 管理コンソールにサインイン。
    2. アカウント名または番号を選択し、表示されたメニューで「My Security Credentials」を選択。
    3. 「Continue to Security Credentials」をクリックし、「Access Keys」セクションを展開して、ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成。

    EC2 インスタンスからの認証

    EC2 インスタンスからCData 製品を使用していて、そのインスタンスにIAM ロールが割り当てられている場合は、認証にIAM ロールを使用できます。 これを行うには、UseEC2Roles をtrue に設定しAccessKeySecretKey を空のままにします。 CData 製品は自動的にIAM ロールの認証情報を取得し、それらを使って認証します。

    AWS ロールとして認証

    多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。 代わりにRoleARN を指定してAWS ロールを使用できます。これにより、CData 製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。 (すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、役割を担うIAM ユーザーのAccessKeySecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey およびSecretKey を指定する場合、 ロールは使用できません。

    MFA での認証

    多要素認証を必要とするユーザーおよびロールには、MFASerialNumber およびMFAToken 接続プロパティを指定してください。 これにより、CData 製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでMFA 認証情報を送信します。一時的な認証情報の有効期間 (デフォルトは3600秒)は、TemporaryTokenDuration プロパティを介して制御できます。

    Amazon Athena への接続

    AccessKeySecretKey プロパティに加え、DatabaseS3StagingDirectoryRegion を設定します。Region をAmazon Athena データがホストされているリージョンに設定します。S3StagingDirectory をクエリの結果を格納したいS3内のフォルダに設定します。

    接続にDatabase が設定されていない場合は、CData 製品はAmazon Athena に設定されているデフォルトデータベースに接続します。

    Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターで必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

  2. Excel で[PowerPivot]タブの[管理]アイコンをクリックしてPowerPivot を開きます。
  3. [外部データソースの取り込み]から[その他のソース]ボタンをクリックします。

    The Get External Data from Other Data Sources option in the PowerPivot window.
  4. OLEDB/ODBC ソースオプションを選択して、[次へ]をクリックします。The option to import from an OLEDB/ODBC data source in the Table Import Wizard.
  5. [ビルド]をクリックして[データリンクプロパティ]ダイアログを開きます。このダイアログでは、DSN に基づいて自動的に接続文字列がビルドされます。
  6. [プロバイダー]タブで[Microsoft OLEDB Provider for ODBC Drivers]オプションを選択します。
  7. [接続]タブで[データソース名を使用する]オプションを選択して、メニューからAmazon Athena DSN を選択します。CData Amazon Athena Source DSN はインストール時に作成されます。 The Data Link Properties dialog, where the DSN is selected in the Table Import Wizard. (Salesforce is shown.)

Amazon Athena データをインポート

下記の手順に従って、ウィザードを使ってAmazon Athena のテーブルからデータをロードします。Amazon Athena のカラムをウィザードを使って選択、フィルタ、およびソートすると、PowerPivot は実行されるクエリを生成します。

  1. [テーブルのインポートウィザード]でDSN を選択してから、[テーブルとビューの一覧から選択し、インポートするデータを選択する]オプションを選択すると、Amazon Athena で利用できるテーブルとビューのリストを見ることができます。The list of available tables. (Salesforce is shown.)
  2. [プレビューとフィルター]をクリックして特定のカラムを選択、データをソート、およびフィルタをカラム値に基づいて視覚的にビルドします。 The data preview with an interface to filter and sort the results to be imported. (Salesforce is shown.)

カスタムクエリインポート

インポートするテーブルを選ぶ以外に、特定のカラムをインポートするクエリの指定やフィルタの定義もできます。ドライバーは元になるAmazon Athena API に相当する、シンプルで直観的なSQL ダイアレクトをサポートします。

  1. [テーブルのインポートウィザード]でDSN を選択してから、[インポートするデータを指定するクエリを記述する]オプションを選択してクエリを書きます。Step two of the Table Import Wizard: Choose How to Import the Data.
  2. [SQL ステートメント]ボックスにクエリを入れます。[検証]をクリックしてクエリステートメントが有効かどうかを確認します。[デザイン]をクリックして結果をプレビューし、インポートする前にクエリを直します。

    WHERE 句を使ってフィルタライテリアクを指定できます。利用可能なSQL 機能の例については、ヘルプドキュメントの「サポートされるSQL」を参照してください。

    The query to be used to import the data. (Salesforce is shown.)
  3. ウィザードを終了して選んだクエリでデータをインポートします。 The imported data.

Amazon Athena からPowerPivot へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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